姫路競馬で36万馬券
フサイチゼノン、26日に米国デビュー
00年の弥生賞の勝ち馬で、米国のN.ドライスデール厩舎に移籍したフサイチゼノン(牡4歳)が、現地時間26日(日本時間27日未明)のデルマー競馬場で行われる一般戦(芝9F、7頭立て)に出走することが決まった。同馬は3月10日の大阪城S(阪神・芝2000m、OP)12着後、5月12日に渡米し、同月28日のシューメイカーBCマイルS(ハリウッドパーク・芝1600m、G1)に出走する予定だったが、空路による長距離輸送の影響で体調を崩し、再調整されており、実戦は約4ヶ月半ぶり。鞍上はG.スティーブンス騎手の予定。レースでの結果次第では、8月19日のアーリントンミリオン(アーリントン国際・芝10F、G1)への出走も検討されている。

姫路競馬で36万馬券
18日に単勝20万馬券が飛び出したばかりの公営姫路競馬で26日、史上14番目の高配当が出た。この日の第9競走(アラ系A1、3歳以上特別、12頭)で、単勝8番人気のエルパシオンが勝ち、11番人気のファンファンが2着に入り、馬番単勝式は36万7740円となった。馬単132通りの117番人気で、的中はわずか40票だった。

新潟県競馬も今年度限りで廃止
公営新潟競馬(新潟県新潟市)と公営三条競馬(新潟県三条市)を主催する新潟県競馬組合(管理者:平山征夫新潟県知事)は、23日までに今年度限りで競馬開催を廃止する方針を固め、廃止に手続きに入っていることが明らかになった。平山知事は今秋までに廃止を正式に表明する見込み。
1965年に設立された新潟県競馬組合は、新潟県、新潟市、三条市、豊栄市により構成され、組合の経費を負担するとともに、利益を配分してきたが、売り上げの落ち込みなどから83年から赤字に転落、99年と2000年は10億円以上の単年度赤字を計上し、2000年度末の累積赤字は55億円に達している。馬券の売上を伸ばすため計画された越路町の場外馬券場も、地元の反対で建設中止に追い込まれるなど、もはや万策尽きたとして今年度限りの即時廃止を決定した。県は職員の退職金や騎手、調教師、厩務員など100人以上に上るとみられる関係者への補償金支払いについて前向きな姿勢を見せているが、総額100億円に達すると見られる累積赤字および補償金の県・各市間の費用負担の割合については調整が難航すると見られる。
地方財政に貢献することを目的に設置された地方自治体主催の競馬は、大分県の中津競馬組合が今年6月に廃止となるなど、一部の都市部を除いて各地で多額の累積赤字を抱える厳しい状況が続いている。

横浜市の馬券新税、係争処理委が総務省に再協議を勧告
JRAの場外馬券場の売上に対し課税する横浜市の法廷外税「勝馬投票券発売税」を巡り、総務省が不同意とした後、横浜市側が国地方係争処理委員会に異議申し立てをしていた問題で、同委員会は24日、片山虎之助総務大臣に対し、2週間以内に横浜市との協議を再開するようにと勧告した。勧告は、課税対象となるJRAの収益の一部が国庫に回り、社会福祉や畜産振興といった公益目的に使われる「国の経済施策」であるとした点については、国の主張を認めたが、国が「新税導入は適当でない」と主張する量的・制度的影響について、当事者間で協議・検討がされていないとして判断を避けた。