西洋近現代史研究会書評会のお知らせ
<西洋近現代史研究会 書評会>


書評本:高尾千津子『ソ連農業集団化の原点 ソヴィエト体制
とアメリカユダヤ人』(彩流社、2006年)

日時:2007年3月31日(土)14:00より
会場:青山学院大学 青山キャンパス 総研ビル(14号館)
9階 第16会議室(正門を入って右の建物です)

※青山学院大学 青山キャンパスまで
JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面の出口
より徒歩約10分 もしくは地下鉄「表参道駅」B1出口より徒歩
約5分 詳しくは青山学院大学のホームページをご参照ください。

※青山キャンパスまでのアクセス
http://www.aoyama.ac.jp/other/access/index.html

※青山キャンパス内マップ
http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

評者:新井正紀氏(ソヴィエト文化政策史、千葉大)
   森田麻美氏(アメリカ移民史、埼玉大学大学院修士課程修了)
   武田祥英氏(パレスチナ地域研究、東京外大)
著者:高尾千津子氏(ソ連史、ユダヤ近現代史、早稲田大)

書評会開催趣旨:
3月の書評会では、高尾千津子氏『ソ連農業集団化の原点
−ソヴィエト体制とアメリカユダヤ人』を取り上げたいと思います。
本書は、1920年代のソ連において、どのように「近代的な」
ソ連農業生産方式が発展したのかについて論じています。この中で
取り上げられるソ連とアメリカの関係や、ユダヤ人問題といった
テーマは、現代社会に対し重要な示唆を与えています。
近年、日本でも、20世紀に存在した社会主義の意義を問い直そう
という研究や、「民族」を取り巻く移民問題あるいは紛争に関する
研究が盛んに行われています。本書はこのような流れの中の、
ひとつの成果として位置づけられるでしょう。
今回の書評会では、著者ご本人に会へご参加いただき、さらに
ロシア・アメリカ・中近東を主とした新進の歴史研究者を評者
としてお招きします。ソ連農業集団化とその際に果たしたユダヤ人、
あるいはアメリカのはたらきに関する知識が参加者の間で
共有された後に、多くの方々からの意見を通じて、新たな視座が
生まれるのではないかと考えています。どうか、みなさま
奮ってご参加ください。