若衆・中老・長老 厳然たる和製技術の育成基盤 三河煙火師240817
若衆・中老・長老 厳然たる和製技術の育成基盤 三河煙火師240817

 8月16日、新釧路川河畔では「東郎流し」に続き「釧路新聞花火大会」が開催される。
 出かけるを厭う連れ合いは5F居室の北側の窓から観賞していた、が。
 遠隔では雲にさえぎられて、大輪の上半分が隠れてしまう景観も目につき、惜しまれる。

 今朝、5時25分からは2023年8月19日初回放送「煙火師群像〜愛知県三河地方〜 よみがえる新日本紀行」(1974年放送)。
 「身の安全を護るなら、竹は地震で選び、細工をしなければ」。初参加の「若衆」と呼ばれる生年は、懸命に竹の節 フシを削り取る。
 地域で永い伝統をもおつ手筒花火。若者たちが男を見せようと挑戦する、のだ。

 年齢階梯制に加えて、参加経験の期間が有無を。若衆・中老・長老の段階ごとに、作業に関わることの技術水準がモノを言う。
 仕上げには長老階層が、催行前夜の<夜露の湿り>を活用して、火薬を詰める。
「最後に登場するのは、炎が綱をつたわり走る華麗な「綱火(つなび)」。厳しい修行の末に緊張の一瞬に立ち向かう煙火師」。

 高度成長期。日本の技術水準を支えた、潜在的技術力。 三河煙火師の育成集団に、その<粋>を見つめる思い。
 職業花火師を支える無名のアマチュア花火師。今、本邦の技術水準劣化が伝えられr、リコールが繰り返し発生している。
 技術養成をエリート&其の他未熟労働力で賄おうとするとき、意外にも<国際競争力>で後れを取ることになるのでは、とりわけチェック機構の<脆弱>が目につくも。