「良い贈り物を残してくれた」 津軽平野・弘前市「特集 小さな旅nhk 彩りの四季40th」240715
 「良い贈り物を残してくれた」 津軽平野・弘前市「特集 小さな旅nhk 彩りの四季40th」240715
 
「リンゴが採れるまでは出稼ぎに出ていた」
 「(リンゴが)採れるようになり、一家で育てることに専念でした」
 「思えば良い贈り物を残してくれた」。

 リンゴ農家の家付き娘さんに入り沿った男性は、ポツリと。
 「秋は津軽平野を彩る真っ赤なりんご」。放送開始から40年を迎えた「小さな旅」。
 「海の日」の朝は、「特集 小さな旅 彩りの四季40th」の放送。

 1955年前後、「貧窮」が伝えられ、「金の卵」と称された新卒中学生を、「就職集団列車で送り出す」を余儀なくされた東北地方。
 番組で「春は福島県浪江町の人たちの心のよりどころになっている桜並木」。
 「夏は北陸の名峰・白山に咲き誇る小さな花々」「冬は長野市の山あいで続く伝統の炭焼き」。

 <モノを創るコトできるヒト>が残った。それが<出来なかったヒト>、北海道に新天地を求めた。
 移住の初代、二代目、三代目までは、なんとか<官も面倒を見た>。今、4代目が観てる<景色>は?。
「残るも地獄、去るも地獄」であった 津軽平野。

 集団就職で離郷のヒト。離郷するも戻ったヒト、行かなかったヒト。
 <歯を食いしばり、新種を改良し育て、暮らしを創造した>。
 残されたヒトは語る。「思えば良い贈り物を残してくれた」