権力は必ず差別を持ち込む 「平等思想」否定の中世・近世・近代220918
 権力は必ず差別を持ち込む 「平等思想」否定の中世・近世・近代220918

nhkETV「シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 (6)「慈悲の実践」 初回放送日: 2022年9月18日」の再放送が3月17日朝にあった。
 末尾は、新宮市 真宗大谷派第12代・高木顕明師が、明治期“大逆事件”に連座し絶命したこと。
 いわば「近代における権力の弾圧」。それを受けて教団が師を「擯斥(本人の追放だけでなく、家族皆浄泉寺より即刻出なさいという処罰(宗門にとって最も重い罰則)により、追放」した、点だ。

 中世における念仏弾圧は、興福寺の主張を入れて法然・親鸞、その門弟を死罪もしくは遠流 おんる に処したこと。
 僧資格を剥奪して還俗 げんぞく。法名を奪って、土佐や越後に流罪に処した。

 近世は薩摩・島津家による「真宗禁制」。
 講座を担当した阿満 利麿(あま としまろ、1939年12月20日 - )氏は「(絶対平等主義の思想は)階級社会的秩序を求める政治権力と否応なく対峙せざるを得ない」「権力は必ず差別をはかる」と、述べる。

 nhkETV 「シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 (6)「慈悲の実践」 初回放送日: 2022年9月18日」の再放送。
 掲載画像はhttps://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/L5MW56V44K/。