人類の<おごり 思い上がり>形に タンチョウにインフル、サケ漁獲減に赤潮
 市内配布紙の一面。そこに二日続けて「自然界の深刻」をうかがわせる見出しが躍った(写真))。
 そうではないだろうか。11月30日「給餌場や靴底消毒徹底 タンチョウ高病原性確認」 12月1日「秋サケ定置網 漁獲減 昨年の赤潮回遊に影響」。

 その本文は、紙面を直接読んでもらうのが、ここはセオリー。
 しかし「秋サケ漁獲減」の要因に、「昨年の赤潮回遊に影響」は。見逃せない。
 「木を伐りすぎて、川が濁り、水量が少なくなって、貧栄養に」は、地域の努力でなんとかなる。

 「なんとかなる」 ではなく、過去の歴史は「魚つき林」を造成して、資源回復に努めてきた。
 1988年には「お魚を育てる森」運動を北海道中で取り組み、資源の涵養 かんよう に」取り組んできた。
 20世紀は「魚つき林」。、21世紀は「お魚を育てる森」ながら、そこには「地域の努力、資源を護り、育てる」の<可能性>があった。

 だが、「昨年の赤潮」は違う。
 その発生源は「北方領土」とも、カムチャツカ半島沖とも申すではなかったか。
 2021年はウニの繁殖に。深刻な影響をもたらした。稚苗を移植するも3-4年は漁獲困難では、と。

 赤潮発生は要対処区域が<地域段階>から、<地球規模>に拡大。
 極点付近の氷河が解氷し、氷河で閉じ込められていたプランクトンが、活動を開始。
 それ<プランクトンが活動開始>は<いささか乱暴>な論であっても、 産業革命に炭を発する科学にくわえて技術の発展。

 「科学と技術」が地球上の人類を大きく抱えることが出来るようになったとしても、だ。
 故に産み出した「人類のおごり・思い上がり」。
 今、人類の<おごり 思い上がり>形に タンチョウにインフル、サケ漁獲減に赤潮。

 そういうことでは、ないだろうか。