2022 11/28 09:48
Category : 放送
穏やかに患者家族に語りかける。相談外来で婦人の照会に応対する姿が放映された。
婦人は申す。「退院して帰宅、今の長椅子に寝込んでしまい、動けない」「(自分では)夫の体をベッドに異動もさせられない」。
「在宅ケアクリニック」を標ぼうする内科医院。
結果は、院長が患者宅を訪問して患者と面接し、介護ベッドを導入し男性患者はほどなく立ち上がり、笑顔がよみがえった。
衛星放送で放映、番組名をみてドキリとした「おひとりさまでも、家で死ねますか?」。
在宅医療のポイントはどこに?。
「その患者さんなりの、そのヒトらしい生き方」。そこの医療システムにポイントはあるようだ。ために担保するうえで、三つの用件があるように思えた。
1)苦痛緩和医療器具、2)THPと呼ばれるトータルヘルスプランナー 3)人生会議。
1)苦痛緩和医療器具 「痛み止め装置」や「カメラ配置で状態観察」
2)THPと呼ばれるトータルヘルスプランナー
看護師が栄養知識や介護支援の専門知識をもちあわせ、ケアとキュアの両面で対応
3)人生会議
本人を交え院長、担当医・看護師・THP・管理栄養士・介護士らが訪問し「そのヒトらしい生き方」の担保。
「多くの人に共通しているのはネー」と院長は申す。
「<寝る子は育つ>というけれども、熟睡して目覚め、『今日も、生きているわ」、その充実感が一番、たいせつ」。
熟睡できるようには、苦痛をとりのぞく。そのため医学、担当者及びスタッフ、そこに不可欠な技術的フォロー。
世に「出来なことは、できない」の論もある。
一方で、遅々かもしれぬが「出来ない」を「出来た」に代えた努力もあるのだ。
医師にして僧籍をもつらしい。その場面も紹介されていた、が。