食の革命 10年後私たちは何を食べている? nhkBS1 2022年10月2日放送
 食の革命 10年後私たちは何を食べている? nhkBS1 2022年10月2日放送

 世に「食品化学」と申すけれど、番組はテンポが速く、化学の知識がなければ「難解」と申すほかなし。
 「地球上の過剰人口」。そこのところを「2022年に80億人とする人口を2050年には97億人と想定」。
 「新しい食材の提供」。この領域では「24億ユーローのマーケットを36億ユーローに拡大」とする。

 人口増で20%強、新しい食材のマーケットで1.5倍の伸び率を想定。
 そこまで「新しい食材」の確保を目標にしないと、農業生産の規模を抑制しつつも地球規模ですすむ「食糧危機」や「気候変動」に<歯止め>をかけることが、できない。
 西欧で山火事が相次ぎ発生、本邦近海で<赤潮>が発生しウニに被害、そして西日本では<線状降雨帯>が発達し、ゲリラ豪雨に見舞われる。十勝・網走で<竜巻>の被害。

 「NOVEL FOOD」に「EMS」、「中間ウィートグラス」。結果、先進工業国と開発途上国のと申すべきや、  食料格差はいっそう拡大するんでは。
 ネットで引くことも重要だが、これからもあるはず再放送で視聴されてはいかが。

 因みに
 1)「NOVEL FOOD」=A)EUで「新しい食材」を規制する概念。
 B)「新規食品(Novel Food)」とは、1997 年 5 月 15 日以前に EU 内で人間によっ. て相当量(siginificant degree)が消費されていなかった(つまり、ほとんどあるいは全く消費されていなかった)食品または食品原料を指す概念。

 2)「EMS」=A)メタンスルホン酸エチル 
 B)変異原性、催奇性、発癌性を持ち、化学式 C3H8SO3 で表される有機化合物
 C)「スルホン酸」=水に溶けて強酸性を示す、とでもしておきますか。
                
 3)「中間ウィートグラス」=A)土壌の有機物を作りながら作物を生み出すことができる多年生の穀物。
 B)トウモロコシのような一年生植物は土壌の有機物を枯渇させる傾向があり、肥料の投入が必要。