「<原田御殿>その界わい」 近く案内される「ぶぶる釧路の街歩き2nd」
 「<原田御殿>その界わい ぶぶる釧路の街歩き2nd」。近く案内されるようですが、7月に続く2度目の催事。

 「どうしましょう、か?」。そう聞かれ、最初は「女流作家育んだ、原田家の舞台」。そうしたタイトルで考えました。
 しかし、「面白みに欠けるのでは?」。
 そう考えて、さらに一ひねり。2007年頃「観光講座」で「佐賀衆と原田文学」の題材で話をしたこと思い出しました。

 新たに浮かんだ構想が「<原田御殿>その界わい」。
 小説『海霧 UMIGIRI』の頂点に位置する家業の繁栄を支えた構成要素をたどってみます。
 ポイントは十勝及び北見・網走の雑穀が、鉄道輸送を通じ釧路港に集荷されるシステムそのものにあるのですが。

 しかし、「集めた素材」をただ、通過させる枠組みではなかったのです。
 そこに注目しておきたいとおもいますね、今回のツアーでは。
 「選穀 せんこく」という枠組み。集荷した雑穀を、選別し等級の付加価値を加えて「外貨」を稼ぐ。

 そうした営為が展開された領域があるのです。
 「石炭が育て、鉄道が支えた北海道東部都市の中心街」。そこの<吸引力>を高めたい。
 各人が「出来ることを通じて、多くのプログラムを提案したい」。「やってみたい!!」。その有志の期待に応えて、催事が計画されています。

  「<原田御殿>その界わい」 近く案内される「ぶぶる釧路の街歩き2nd」。主催者の公表に先立ち、その事前紹介です。