技術300の伝承、青年会の継承システム 二手に分かれ競う8月16日花火220813「よみがえる新日本紀行」。
 技術300の伝承、青年会の継承システム 二手に分かれ競う8月16日花火220813「よみがえる新日本紀行」。 

 人口7000人のマチが、8月16日ばかりは5万人の人手で賑わう。
 代々つづく家柄の長男のみ、30歳までの年齢、人物見識の査定。加入を認められた青年が「荒町」&「元町」の二手に分かれる。
 互いに向後に打ち上げながら、最後は仕掛け花火の華やかさ。その後には「おわり」の花火文字。

 なんと言っても出色。
 技術300の伝承、青年会の継承システム。その根本は、次の3点か。
 「事故を起こさずに打ち上げる」
 「相手を圧倒する技術力をみせつける」。
 「花火の里にふさわしい名所を維持する人材育成」

(最後に「番組案内」)
 新日本紀行から42年、花火の里・浅川町を再訪した。
 300年以上守り継がれてきた花火は今も町の暮らしに息づいている。家の軒下に吊るされた花火の殻は古くからの魔よけ。
 この風習をもとに町の名物を発案した人は子どもの頃からの大の花火好き。冠婚葬祭に合わせた“花火の出張打ち上げ”も健在だ。お盆の花火大会は昨年はコロナ禍のため中止に。町の人たちは今年こそ伝統の夜空の彩りを楽しみたいと大会開催を待ちわびる。
 【語り】森田美由紀  https://www4.nhk.or.jp/P6876/