支持基盤 『北の話 北海道を旅する鉄道』1963-97年
 支持基盤 『北の話 北海道を旅する鉄道』1963-97年。

 著名作家の投稿
 城山三郎・吉村昭・八木義徳・原田康子・三浦綾子に高城高(たかじょう・こう)。「さまざまな書き手が名を連ねる」、と。


 作家と詩人の夫妻

 「1963年〜97年、作家の八重樫實さん、詩人の津田遥子さんの夫妻が隔月で発行した」とも。

 持続の理由
 (札幌在住の)高城高氏が語ったか。「手軽に読める雑誌に一流作家たちがちゃんとしたものを書いてくれた」。
 「文化的なものとして喜ばれたし、ためになりました」。

 志し高いが酒好きな作家
 紹介は、その一文から始まる。「この雑誌は、原稿が着いたという文面とともに卓球のスマッシュボールが打ち返されてくるように、気持ちよく稿料の現金封筒が届くのが魅力なのだ」(川崎彰彦著「夜がらすの記」より)。
 (渡辺創著「雑誌『北の話』 「今日の話題」 『北海道新聞』200911 夕刊 一面)

 それだけではあるまい。
 1)読者の評価と反応、2)A5判約70ページを通巻202号まで支え続けた購読者、3)活字からイメージするを「愉しむ」識字層の存在。

 中央の作家も育て、道内に読者を広めた「小紙の大きな付加価値」と申すべきか。