滅亡と鎮魂の美学 『平家物語』-1-200603
 滅亡と鎮魂の美学 『平家物語』-1-200603



 1)暗記せずとも記憶できるフレーズ=美文

   祇園精舎の鐘の音
   諸行無常の響きあり
   沙羅双樹の花の色
   勝者必衰の断りを表す
  
   おごれる者は久しからず
   ただ春代の夜の夢のごとし

   滅びの部分。

 2)保元の乱、平治の乱=三者勢力の仲介

       天皇
 
       平家

   貴族勢力  寺社勢力

   婚姻・寄進のコネクション

 3)父=悪行&子=儒教的の天皇に対する「孝」。

   清盛=荒技・悪行・滅亡の因
   重盛=冷静・儒教的・組織の安定

 信濃前司行長記載説あるも、多くの作者があり、デティールは語るヒトで変化。
 鎮魂で多くの武士に愛され続けた。(写真は安芸・宮島 厳島神社のシカ)