索漠と寂寥と。
リアクションを読みながら
遠い世界のできごとを聞かされている
そんな気分から脱けられない。

二時から制作のKとクリエで打ち合せ。
エピソード7の《祈り》の舞台も
と思っていたが、4と5に限定しよう。

全体を見通した構成の話をしても
このチームでは意味がないのだ。

映像の仕事は
しょせん、そんな範囲で終始できる
それだけの役割なのだろう。

だから何だ?

そんな声が
あっちからこっちから
発せられ続けて止むことがない。

そういう場所に身を置いて
ひとり勘違いして
旗ふってきた。
索漠と寂寥と。

ま、
もうどっちでもいいのだけれども。

三日間ごろごろしていて
疲労がさらに濃くなっている。



裸の王様。
は、裸でも王、だった。
名もなき者は、ただの愚者にすぎない。

おれは、ひとりの愚者である。

ま、そんなものだろう。

あとは制作経由とし
予算管理のもとで
できる範囲のことをしてもらう。

淡々といくしかない。