2010年11月の記事


まる3日。紅葉と夕日責め。つかれた。
いやな夢ばかりつづけざまに見て2時間もんもんとし。うんざりして起きたら地震。めずらしく小笠原沖が震源。長い横揺れで3日前に乗ったボートから陸に上がった直後のようだった。8時30分から5時まで、食事抜きで撮りつづけたせいで素材が珍しく多く、整理だけで2日半かかった。土曜から今日の未明まで、liveと録画で湖面からの紅葉と、湖に湖の彼方に沈む夕日をずっと見ていたことになる。美しい風景も、ひとも、飽きる。おれは、夕日に飽きたよ。もうめんどうくさくなってきた。
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24日27日
最短ロケ、ぶじ終了。
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一週間ぶりにSと連絡がついた
声は力強かった。とりあえずホッとした。
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なにがあってももういいのぉ
レモン5個薄くスライス。ゆず5個半分に切りまとめて袋に。湯の温度50℃に設定。iPodの♪天城越えをリピートに。最低3回は聴くつもりで水を一回かぶり、バスタブに突入。熱いっ!!!歯を食いしばる。俺は男だとガマン。肩までつかる。昨夜のたまびえを解消するのだ、と念じながら天城越えを聴く。熱い熱い熱いとしか聴こえない。♪くらくらもえる地を這ってぇで、ついに断念。くらくら回るアタマに水をかぶり、這うようにしてベッドへ。30分そのまま横になっていた。20時間、爆睡し目が覚めたら日が暮れていた。起きてから30分くらいプロデューサーSがぽつんと暗い部屋でうなだれている姿が消えず、とにかく頭と身体にカツを入れたかった。あげくの愚行。起き上がり机にむかい撮影素材を眺めながら、まだ芯に火がはいらず、くらくら燃えたまま。仕事にならねえな。留守電8本、ぜんぶ無視。ボジョレーヌーボー、飲んじゃおうかな。
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さすがに
くたびれはてた
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Sさんが
狂わないといいと思う。
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5時に目覚ましstandbyOK!
つないだものをかき出していたら2時すこし前に電話。Aから。「朝はやいんだから寝なきゃダメでよぉ電話なんか出てダメじゃない」と言って切れた。おかしなやつだな。さて2時間ちょっと熟睡しよう。5時に目覚ましstandbyOK!
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秋冬篇超速バージョン
明日、現場でHDダイレクトで見るから、今日はもう休めと言ったら、でも見たいでしょ、と。そりゃまあ、と答える。で、待つこと1時間半。12時ころにはとさっき電話で。どんな秋景色が撮れたのか、ほんとうにドキドキするほど待ち遠しい。昨日の午後にメールを読んだ。4時間後には今日のロケと21日の編集仕上げが決まっていた。たぶん24日にはBlu-rayでの上映に切り替えられるはず。15日オファー21日仕上げ。23日納品。すげーな、ふんとに。
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心の涯を知るよしもがな
1時過ぎに携帯にメール。コトバを失った。
昨日の午後3時に彼と話した記録有り。
そのときは、急展開した今日の古河撮影を祝いあい
いよいよ始まるな、と笑いあった。
そして明日の朝、東京駅北口のロケバスで会おうと話した。

かなりよくないと聞いてはいた。
でも、その日がこんなに早く来るとは。
彼も、想像していなかった
いやすまいとしていたのだと思う。

かけるコトバも送るコトバなく
時間が半日すぎた。

10年前の夏。彼の尽力もあり実現した
HD900テスト撮影の【月光】を
月シリーズの第三夜としてつなぐ。
音楽を菊池雅志さんの「紫苑」から【月光】を借り、あてる。
最後に今日の日付と
古い短歌を二首、はじめと終わりに添えた。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
「ともすれば月澄む空に憧れる心の涯を知るよしもがな」
H.Sに献上、と記した。

子のいない彼にとって、今日の痛切が耐えられるのか
それだけが気にかかる。
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vol2を春の満月にした
series月のvol.2は春の十五夜【朧月】とする。motion/pictureの1ショットシリーズ用に切った2分10秒を3分に。菊地さんの♪彼方をあててみた。妖しげな朧月夜によく似合っていた。パーカッションは石塚トシさん。なんと臼田の電波望遠鏡の【月光仮面】コンビ。明日の古河ロケチームに献上。
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正午から日暮れまでに
古河関係で急に持ち上がった件で30通のメールをやりとり。さすがにぐったり。とりあえず明日OKに。
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柿と栗と芋と【ディセンバー】
ずいぶんひさしぶりに
J・ウィンストンの【ディセンバー】を探し出しリピート。
【天然の日本】をまとめたころに
大熊ビルの4階でよくかけていた。
四季の中でこの4枚目がいちばんよかった。
凡庸さの底に冬の空気だけが醸し出す
凛としたはりつめた気配がただよって飽きることがなかった。

冬のロケで北国に行くと、
出発前の慌ただしい時間の中に、
ピーンとした静止した時間を感じる瞬間がある。
たぶん、凍りついたものが壊れたり、
落ちて別の凍った葉や地面にあたる音なのだと思う。

そんな音を感じると、時が停止する。
そして音楽が聴こえてくる。
その音楽が、一時期、彼のピアノソロだった。
時間にすればほんの瞬間。
まばたきする間だったとは思うが、
短い【永遠】でもあった。

どんよりとした秋の日曜日の午後、
抱え込んだ問題に対処しようと腕組みをしながらしたことは、
ディセンバーのリピート。

逃げるのではなく、静かに対処したかった。
3回リピートした。胸のざわめきが鎮まった。
やれることをやってみようと思い立つことができた。

柿と栗と薩摩芋で朝兼昼にした午後。

おれは、まだ生きている。
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reborn
駐車場。街路の淡い明かりが
ほとんど届いていない暗闇。
では、と頭を下げ上げたとき、
まだ彼の体が起きていないことに気づいた。待つ。
数秒のことだったろうが、長かった。
黒い塊が目の前の腰の辺りにあった。
体が起きた。表情はまったく見えない。
離れた。
車を走らせてから
あのときを思いだすな。45度の夜。
とつぶやいたら
直角に見えましたよ、と。
だから、腰の辺りに塊が…
と思ったら、彼が、その瞬間に
あの夜を再現したのだと腑に落ちた。
それも、あの夜よりもさらに深く折って、託した。


あの日、おれはひとつの選択と決意をした。
決意は3年後にカタチを結んだ。
選択は7年後に結果となった。


結んだカタチは7年をかけ育ち
ほぼ盤石と思えるものになりつつある。
もしかしたら彼とおれの約束と役割は
もうあの場所では役目を果たし終えたのでは…
そんなふうに感じることが多くなっていた。


九月の初めにかかってきた唐突とも言える
♪smileについての話しから
すこしずつうねりがはじまり
【歳月篇】という結晶に至った。
あの街でのおれの役割は果たせたな、
これでいいのだと、別れる瞬間まで
いくらか寂しさもある達成感に浸っていた。


しかし
あの暗闇の中の辞儀の再現は
いやさらに深かったそれは
【歳月篇】という映像の完成などではなく
運動体としての【Dfactory】の
新しいディメンションを
再構築していきたい
まだ、【その先】があるはずだ。
もういちど一緒に行かないか
という意思の表明とともに
差し伸べられた手、ということなのだと思う。


そのことが、いまのおれには
重すぎたのかな、と夕べから未明にかけての
自分の意外とも思える弱気と混乱を
たどりなおしながら考えている。




引くか。進むか。
ここが、岐路なのだ。
きっと彼にとっても、おれにとっても。


その互いの岐路で、手を出された。
握り返せなければ、この十年が霧消する。
すくなくとも俺の十年は闇に沈む。




ならば、握ろう。
「夢」ではなく、
おれの「幻」の旗を
胸の底に掲げよう。
その旗の文字は【想】。






♪夜霧のブルースでいくしかねえな、そう了解。
一晩の錯乱のあげく、たどりつけた
これが、 ましこ的結論。




Japanesqueの端緒を
【終わり=慰藉と再生sunsetseries】で切ったのだ。
Re BORN 平仄もしっかり合っている。
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せつない。
やるだけやって成果を挙げたつもり。


それなのにせつなくて気が狂いそうだ。
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一緒に泣いた人は
「一緒に泣いた人は、きっと心の奥深くで最も深くつながることができるよ。」

今朝の茂木健一郎の連続ツィートNo.4。
古河往復。

風と走る
風のササヤンカ村
もも
ある秋の夏休み
むじなの森
ある秋のクリスマス
southparadise奄美越え
雪だるま作戦
母と娘のプラネタリウム
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揚令伝最終巻読了。したが。
まいった。こういう曲折をたどるとわかっていながらなお。涙とまらず。水滸伝のすばる連載だけを読むためにだけ月刊誌を買っていたむじなの森の頃から十年あまり。続となる揚令伝と合わせ全34巻の北方水滸伝。“われらが砦”の物語。北方は「夢が死んだのだ」と巻を閉じた。わかってはいるが、ではある。

いじましい希望。
しのびないので岳飛に託すつもりはないのだろうか、と、ふと。北方にファンレターでも書きたくなったよ。ぐっすん。
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いつ見たのか。昨日なのか一昨日だったかその前だったか。異常にリアルな親密感に満ちた内容で、気づいた時に、メモに残すため起きようとしたほど。さっきふとフラッシュ。ずっと何年か続いている夢のバリエーション。だが、密閉度が軽減し、オープンになった印象。詳細な記憶なし。
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ラスト
まちなみ薄暮ルーズ
それぞれの灯、点灯。その連続
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クールダウン
金沢、博多、一宮の3本を1本にまとめ【朝な夕なに/スローリビングのくらし】とし9'50"versionを。古河がコンセプト篇とするなら、これは展開篇。常設で流す、あるいはminiDVD/BDにして配るなど。

総合篇の参考用に【sunset】12タイトルに「伊丹空港」「古河郊外」を追加し、今日中にオープンにする予定。
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杞憂。
で終わった。ほんとうのことを書けば、ただのいちども、どうだ!と思えたためしがない。いつも、これでいいのか、他の方法があるんじゃないか、と揺らいでる。とくに、、いいと確信しつつあるときほど、その傾向が強い。それを隠すために、ことさら過剰に出来のよさを触れ回る。そして、ふと、落ちる。これがじつはMAVの最後までつづく。mixが終わり、プレビューが過ぎると憑き物が落ちたように軽くなる。そして気にならなくなる。他人事のようになっていく。
だから、続けられているのか。も。
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賞味期限切れ、
あたった。と、思った。われながら凄えな、とも。で一夜。リアクション、ほぼゼロ。あったひとつも俺の想定とは解釈が微妙にずれていた。どうも、はずれているらしい。もういちどwebムービーをチェック。夕べほどの興奮は去ってはいるが、やはり悪くない。しかし反応がない。おれの視点と、周囲の視点にズレが生じはじめているということ。通じなくなってきた、ということ、か。秋の夕日は、つるべ落としというが、あるいは俺は、その落日。13日戦争などと、意味のないもっともらしさをことさらに強調しながら、自分の劣化をゴマカシテイタノカ。この無響は、しかし、こたえた。
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ショートムービー構成イメージ
レンダリング待ち。

1.クランク/ダイニング+テラス+リビング
2.妻のスローリビングライフ/リビング+テラス
3.夫のスローリビングライフ/テラス
4.二人だけの夕食/ダイニング
5.夜の余韻/テラス空舞台

手嶌の♪家族の風景 3'49"

1日の「まち」をサンドイッチするかどうか?
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一宮メモ11.3用
夫テラス/夕食ふたり/空舞台夜のテラス/七人の小人
→♪家族の風景

・空舞台
・ふたり
・ショートムービー♪家族の風景篇
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ロケ中
台風13号崩れの奄美災害、台風14号、竜巻…
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とりあえず帰京。
金沢、博多、一宮と旅芸人のようなピンポイント撮影、終了。くたくたくたくた。
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