書き込みたかったひとこと。
ツイッターで佐藤元知事の消息を知った。blogにたどり着き書き込んだが、なぜか受け付けられず。safari以外も試してみたが同じ。アドレスが出ていたのでメールをとも思ったが、どうしてもコメントに残したかったので、改めることにした。

書き込みたかったコトバはひとことだけ。

  「胸が詰まってコトバが出てきません」

だった。
なぜ佐藤さんのことになると感情が波立つのか不思議でならない。
むじなの森時代の短い間に数度おめにかかっただけなのに
どういうわけか、信じられる人だ、と胸に刻み込まれた。
土砂降りの雨の中のフィナーレで、びしょ濡れになった佐藤さんが
語った、どのコトバが胸に沈んだのか今では記憶も不確かになっている。
ただ、あの短い時間、ぼくは泉ごしに彼を見ながら
一瞬たりとも目を離せなかった。
むさぼるようにコトバを聴いていた。

こういう男が福島にいたのだと、
自分がむじなの森の祭りに深く拘泥していった
その大元を目の当たりにしている、そんな気がした。
あれから九年。

「うつくしま相聞」を、彼への返信のつもりで練った。
まとめあげようとした、その翌日に、
こういうカタチで消息を知らされた。

全霊を込めたい。
あの日にまかれた「森のひと」の細胞のひとつが
こういう姿になったよと、
「森に沈む」ことは共に生きるということですねと、
照れずに書き添えて、届けたい。

ツイッターが、こんな顛末を引き起こしてくれるとは…
今朝は、このことを記録しておきたい。
土砂降りとなった彼岸の夜のできごとを。