エピローグ“ロミオ&ジュリエット?”約88秒
渡辺から素材が届いたのでエピローグ“ロミオ&ジュリエット?”から荒編集。いい感じにまとまりそうなので、ホッとした。赤カナリアをなぜ使いたがったのかスタッフから聞かれたのでウィキペディアから必要な部分を引用しメーリング。

「1600年代にスペイン人の船員によってヨーロッパに持ち込まれ、飼い鳥として品種改良された。当初修道院の僧のみが本種の巣引き技術を有しており、美しいさえずりを聞かせるオスのみを市場に卸すといった方法で出荷調整を行い価格を高騰させていたのだが、その後ふとしたきっかけからイタリア人がメスの入手に成功。もとより巣引きにさほどの技術を要さなかったことから、各地で増殖されヨーロッパ全土で流行するようになる。
イギリスでも同様に、当初は富裕層のみが飼育していたが、すぐに民間で巣引きが繰り返されるようになり、非常に一般的な飼い鳥となった。また巣引きと並行して行われた品種改良により多くの種類が産み出されることになる。
日本へは江戸時代にオランダ人により長崎へもたらされた。日本では古くから鳥を飼い慣らしてそのさえずりを楽しむ風流な習慣があり、カナリアも姿形やさえずりの美しさから、たちまち人気となり流行した。当時から盛んに輸入され、武士や知識層に愛玩されたようである。有名なところでは曲亭馬琴が巣引きを再三試みており、葛飾北斎の日本画にも登場する。
赤カナリア Red canary。オレンジローラーカナリアを南米産のショウジョウヒワと掛け合わせることによって作出された品種。本来は淡紅色の羽毛で、ニンジンやカロテンの薬剤などをエサに添加することによって色揚げを図る」
引用しなかった部分に「炭坑のカナリヤ」part。実際は、ここが理由だった。
「いわゆる炭鉱のカナリアは、炭鉱においてしばしば発生するメタンや一酸化炭素といった窒息ガスや毒ガス早期発見のための警報として使用された。本種はつねにさえずっているので、異常発生に先駆けまずは鳴き声が止む。つまり危険の察知を目と耳で確認できる所が重宝され、毒ガス検知に用いられた。
具体的には、新しい斜坑の底にまず3羽以上のカナリア(別種の鳥を用いることもあった)の入ったカゴが置かれ、そのうち1羽でも異常な行動が見られたなら、坑夫たちはその斜坑に危険が発生したと察知していた。イギリスの炭鉱ではこうした方法による危険察知システムが1987年まで採用されていた。[6]
鉱山以外では戦場や犯罪捜査の現場でも使われる事がある。日本でも1995年の地下鉄サリン事件を受けたオウム真理教上九一色村施設の強制捜査時に捜査員が携行しているのが見られた。」