下降曲線。
もうれつな吐き気と冷や汗。ラストシーンのスタンバイ中にコーヒーを飲もうと一人になったときに立ち上れなくなった。20分くらいして50mほど離れた現場に。モニターのある和室で寝転がったら相馬さんが毛布を掛けてくれクッションを持ってきてくれた。くるまって42inchのラストカットをチェック。月明かり仕立てをもう1カット撮って、ちょっと休もうとクルマに。それからをあまり覚えていない。気がついたら「着きました」という渡辺の声で起こされた。3時間眠っていたらしい。熱をはかった。平熱。インフルエンザではないらしいとホッとした。睡眠不足と寒気と乾燥、あたりが原因か。現地に着く寸前、短い時間晴れた。あとはずっと冬曇り。このところ天気には徹底して裏切られている。ロケハンや下見ではドピーカンが続くのに。古河の撮影でダウンしたのは去年の蓮ロケ以来2回目。なんとなくではあるが、自分が下降曲線をたどりつづけている、ような気分あり。撮ったものは、どのカットも悪くなかったが…ふと11日が辻の誕生日だったことを思い出した。