しし座流星雨の3日間
地下から出たのが午前5時50分過ぎ。六本木通りに出てタクシーを待つ間、頭の芯まで寒気。東の空に黎明。頭上に下弦の月。帰って6時間熟睡。朝、一時間遅れてスタジオに入ったときは、これで降りるというつもりだった。そう公言もし、残務整理気分で編集をスタート。途中で欲にが出てきた。気がついたら集中していた。“卒業制作”にしようと言ったBのテスト版のときのNGになった曲を入手させ、あててみた。はかったようにぴったりだった。5時間待たせたクライアントに午前一時にプレビュー。弾んだ声と表情を見ながら、この仕事のドラッグのような効果をあらためて。想定通りの、いや予想を超えた、いい出来になっていた。しし座流星群の秋。