2008年05月の記事


Letter Of Che To Fidelを聴きながら
@六本木地下スタジオ
編集順調。ひさしぶりにホンを書いてから編集になったせいか昨日は順調に進んだ。今日もまた同様に進行中。やっとひと息つけたので地下から這い出て、きのうあかりやさんから教えてもらった1日の短歌ライブの予約を入れた。編集がうまくいけば抜け出して行ける、はず。このあいだ吉祥寺に行って以来だから2年ぶりくらいになるか。あのときあかりやさんと会って以来?福島さんもゲストで出るらしい。辰巳泰子の歌集を2冊、とりあえずAmazonに注文。まったく知らない歌人だった。長岡が顔を出してくれた。ひさしぶりに顔を合わせたが、時間切れで話はできなかった。次は6月の古河ロケ、か。キューバ土産にもらったCDにあったきLetter Of Che To FidelをBGMがわりにエンドレスで流している。カストロのライブ演説を聴きながらゼロエミッションの編集というのも、悪く、ない。

21:30
まだ@地下
途中抜けてABCに行き仕入れてきた小説の中に服部真澄の「ポジ・スパイラル」があり、スタジオで帯を眺めたら「環境サミット直前 秘策はここにあり」と惹句が小さくあるのに気づいて笑った。いまつないでいるのがサミット前に前倒し仕上げになったゼロエミ。古い豆腐屋を探していたが、こちらは古河の三代続いた老舗?をホテルの女将経由で発見。地下生活なのに地上にいるよりスムーズ。これもまたゼロエミ?
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あたりまえはムズカシイ。な
じつにひさしぶりに編集に入る前に台本ができていた。しかも同時に2タイトル。こりゃ、“快挙”だろー。昨日昼過ぎから1本目にかかりアップしたのが今朝4時。一眠りするつもりでコーヒーを淹れバナナを食っていたら眠気が消えた。しかたなくMacをON。眠くなったら仮眠と決め書きはじめた。気がついたら10時近かった。セーブし、朝刊を持ってベッドに。2時間後に目覚ましで起きた。なんだかにぎやかな夢を見ていた記憶あるもシャワーを浴び、書きはじめる。3時過ぎにアップ。webに放り込んでプリントを頼み、朝兼昼飯。渡辺にピックアップしてもらい真夏の日差しを浴びながら赤坂へ。明日から、本編集がはじまるが、この時点で構成とナレーションが終わっていたのは、何年ぶりになるのだろうか。われながら、おかしかった。
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東京島★★★★★
桐野夏生著/新潮社
なんとも破天荒で濃密なマジックリアリズム。雑誌「新潮」に3年かけて分載していたらしい。めくるめく濃密さと突き抜けたような桐野的神話世界を堪能。きのう髪を切りに行きがてら紀伊国屋でピックアップし、そのままやめられず。短い睡眠をとったあど、トーストとコーヒーで残りの数章に浸る。この倍あっても10倍あってもいいが、「新潮」だと、この長さか。とはいえ行間は豊か。傑作である。
マツイは大活躍だし、シャワーでも浴びたら髪も気分も軽くなったことだし、仕事にかかろう。雨。
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週末らしく
とりあえず素材整理の初日は9時で打ち止め。やり足りないと思ったが、余力を残すことにしスタッフを解放。帰宅。ビデオを観ながら5時間ほどもうろうとして過ごす。ひとねむりしBS。ヤンキースをひさしぶりに。運良くマツイが大当たり。気を良くする。
月曜午後までに、ゼロエミ台本、Bテク台本、古河撮影プランを仕上げる予定。とりあえず今日は髪でも切っておきたい。徐々にだがエンジンをかけていく。つもり。
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古河、満腹。いや、マンゾク
あちこちで電車が止まったり道路が通行止めになっているというニュースを横目に、渡辺の運転で東北道に。利根川の土手はむせるような緑で草いきれと鳥のさえずりとカエルの合唱が。あの菜の花は夏草の海に変わっていた。ところどころに小さなアザミが雨をたっぷり吸って重そうに揺れていた。予定より少し早く着いた。駐車場は来場者のクルマで満杯。佐藤さん、元栄さんと手短に段取りを打ち合わせ、ビオトープ跡に。外観はほぼできあがってきた【ゆかり】は、後ろに背負ったケヤキとじつにみごとなバランスで、想像をはるかにこえていた。途中から澤本さんも加わり、スケッチを見ながら仕上がり予想を聞く。公園側からのアプローチを含め、郊外の小さな森に建っているような気配がすでに。夏の盛りに撮ると、いい出来になりそうだ。利根川を越えると、やっぱり、違う。いい気分で東北道に。蓮田SAの天竹でかき揚げ丼とイチゴのフレッシュジュースという変な夕飯を食べ、土産の宇都宮ギョーザを2バック買って帰京。そのギョーサもさっき腹に消えた。満腹。いや、マンゾク。たいへん充実した一日であった。嵐は、やっぱり精神にいいです。
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角を曲がれば、利根川越えられる。はず
「資源循環」構成案が10時間かかってアップしたのが朝4時過ぎ。渡辺経由で送信を頼みベッドに潜ったが興奮状態がさめず仮眠できないまま起きた。それから20分前まで9時間ぶっ通しで「Bテク」のプロット案にかかっていた。懸念していたがいずれもほぼ納得のいくものが書けたように思う。これから渡辺にピックアップしてもらい赤坂に。ここさえ過ぎれば、あしたは、古河だ。

・21:00
つつがなくプレゼン終了。声が掠れていたので同情されたか?見附のドトールで制作部と1時間スケジュール打ち合せ。外に出たら本降り。まずは終わった。明日は雨の古河である。

・22:30
ニュースを見たら明日はけっこう激しい嵐になりそうだ。やれうれし。

  気象庁は19日、近畿から北日本の太平洋側を中心に
  20日にかけて大雨になる恐れがあると発表した。
  九州の南にある低気圧が発達しながら北東に進み
  20日朝に関東付近、夜には北海道付近へ進む見込み。
  20日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で
  ▽東海300ミリ▽関東甲信(伊豆諸島含む)250ミリ
  ▽北海道200ミリ▽近畿南部、東北太平洋側180ミリ
  で、雷を伴って1時間に40~60ミリの非常に激しい雨が
  降る所もある。

  関東では20日午前中、東北から北海道は同日昼ごろから
  夜にかけて非常に強い風が吹く所があり、海上は大しけと
  なる見込み。
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白昼夢
休んでいた間、14日、15日と2日続けて夕暮れ前に白昼夢を見た。ひとつは辻。もうひとつは撮影部のメンバー。いずれも腹の底からこみあげるような笑いに満ちたカーニバルのような夢。生きていることが愉しくなる、そんな夢だった。夢を覚えていることは年に数回あるかどうか。若いときは、いつも悪事が露見し追いつめられ捕まるところで覚めた。ここ数年は女の夢だけが残っている。なまなましい自分の息遣いで覚めてしまうような夢だが、女は三年ほど同じ相手で、現実にはただ仕事をするだけの関係に過ぎない。親しい友と心から笑いあうような夢を見た記憶を持たない。二つの夢は、起きてからも幸福感が消えなかった。明けて今日16日夕、ひさしぶりに仕事で人と会う。現実の時間は哀しくなるほど何の情も想いも怒りも無く、ただ未消化な苛立ちだけが残った。来週は利根川を渡れる。今夜のところは、それだけが救い、だ。
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朱蒙vol51-52★★★★★
DVDレンタル
盛り返しぶりがたいしたものである。最後まで粗筋を読んでしまったが、何の影響もなし。ディテールをよくつくっている。
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宮廷女官 キム尚宮全52話★
DVDレンタル
キム尚宮が途中から別人用に変貌してからは悲惨の連続。登場するすべての人物に嫌悪を感じつつも最後まで観た。それにしても韓流とはいえ、せりふ回しの大時代なことは空前ではないか。イ・ヨンエにせよ他の役者にせよ、よくこんな台本で出演したものだと、感心。韓流は、たいていがアジアンハリウッドだから悪い気分で終わることはないけど、これは最後までひどいまま。出てくるすべての人物がバカか狂人としかいいようがない。見終わってしまえた自分も、コワイ。
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深海のYrr《イール》★★★★★
フランク・シェッツィング著/ハヤカワ文庫刊
上中下三分冊。各巻とも500ページ以上で読みであり?すぎ。
なんとも茫洋とした荒唐無稽ぶりだが、なぜか抜群のリーダビリティ。面倒になってやめようとなんども放り出しそうになりながら「深海」パワーなのか、イメージが甦ってきて継続。けっきょく一週間かけ。かなり丁寧に読んだ。めちやくちや面白かった。しかし、なぜこけほど面白かったのか、不明。相当に凄惨なイメージの連続にもかかわらず、どこまでもピュアで凛々しさもある、奇妙な一冊。いや三冊。
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発熱ダウン
提出物一週間のばしてもらうように頼む。間の抜けた話だが、カゼか。
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夏モードにチェンジ
昨日から今日にかけて冷え込む。10℃くらい寒暖差あり。エアコンを入れ温かいものだけをとっていると老け込んだ気分にさせられる。総合篇と海外篇の余韻も消え、明日から技術篇とゼロエミ篇にかかる。夢工場も同時並行。ひと足早いが“衣替え”とする。
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スタンバイ5.7夜
レガシー、MOMO、ある秋の夏休み、揺籃、曼荼羅、south paradiseとwebで観る。気を取り直し、スタンバイとする。7時に羽田。山口往復取材。
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ありがとうございます全16話★★★★★
DVD
DのK氏から教えてもらった。“青い鳥”をベースにしたまことに奇妙な味わいの“寓話”。ことの性格上、韓流というくびきを離れた世界性あり。その“島”の、誰でもいい、住民のひとりになれたら、そんな気分にさせられた。
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