東京島★★★★★
桐野夏生著/新潮社
なんとも破天荒で濃密なマジックリアリズム。雑誌「新潮」に3年かけて分載していたらしい。めくるめく濃密さと突き抜けたような桐野的神話世界を堪能。きのう髪を切りに行きがてら紀伊国屋でピックアップし、そのままやめられず。短い睡眠をとったあど、トーストとコーヒーで残りの数章に浸る。この倍あっても10倍あってもいいが、「新潮」だと、この長さか。とはいえ行間は豊か。傑作である。
マツイは大活躍だし、シャワーでも浴びたら髪も気分も軽くなったことだし、仕事にかかろう。雨。