ひとは家にかえってゆく
と言うのなら、おれはどこへ帰ればいいのか。どこに帰りたいのか。そこは帰っていってもいいのか。十三夜に目算どおりの仕上げをし、各方面にお礼と知らせを出したら、カラダの細胞のひとつひとつから力が消えていくのがわかった。単なる案内movieのはずなのに、たかがプロモーションのはずなのに…この脱力と無力感はどこから来るのか。