腹がへって死にそうになった。
8日に続き、9日は15時から5時間、ぶっ通しの打合せ。途中、腹が空いて気を失いそうになった。テーブルの上に放置されていたコーヒー用のスティックシュガーを3本、胃薬のむような顔して口に入れたが収まらず。背骨がふにゃりと曲がり、目の前の資料をシーツ代わりに潜り込みそうになった頃、やっと終了。24階から1階まで、苦衷を訴えつづけるプロデューサーを、悪い大切な話なのはわかるけど、ほんとうに腹が空いて死にそうなんだ、こんど腹が満ちているときにぜんぶ聞きますから、と振り切り一目散で“ねぎし”に駆け込む。麦とろを頼み、特急で腹にいれ、やっと人心地。長岡、渡辺と別れ、相馬と食後のコーヒーを飲める場所を探すが、スターバックスしか見当たらず、やむなくテラスに席を取り寒風の下、タバコとコーヒーにありついた。雨。濡れていくのがわかっても動く気にもなれず、そのまま30分ほど濡れるにまかせ、座っていた。春雨ですね、と負け惜しみを言いながら、相馬もまた、濡れていた。こんな気分は、初めてかな、とびしょぬれになって笑いながら別れ帰宅。熱いシャワーでカラダをあたためてからあらためてクナイプの菩提樹をぶっこんだ風呂につかった。この一週間ほど折りにふれ配ってきたワークスをひさしぶりに見ることにした。2枚で2時間。全部見終ったら、やっと興奮が冷めていた。2日連続のバトルロイヤルのような打合せ。22人+11人。時間はともかく、内容はのちのち思い出すことになるようなコクがあった。腹は、へったが。