2007 02/08 01:12
Category : 日記
花村萬月著/光文社刊
“浅草篇”に続く第二部。ただただ圧倒される。花村にしか描けない“蝦夷”と思うしかない。読了し、ため息。あわてて本屋に走り小説宝石を買う。第三部“北海無頼篇”はすでに第四回まで進んでしまっていた。まとめて読もうかどうか迷ったが、どの程度先に行こうとしているのかだけでも知りたくなり、読む。遡りたくなった。三回分さえ探して読めば、後は連載を追えるのだから。北方の“楊令伝”といい、連載を追うなど、半村“妖星伝”以来の珍事。人に勧めようもないが、作家の魂がのぞけるような凄絶さあり。
“浅草篇”に続く第二部。ただただ圧倒される。花村にしか描けない“蝦夷”と思うしかない。読了し、ため息。あわてて本屋に走り小説宝石を買う。第三部“北海無頼篇”はすでに第四回まで進んでしまっていた。まとめて読もうかどうか迷ったが、どの程度先に行こうとしているのかだけでも知りたくなり、読む。遡りたくなった。三回分さえ探して読めば、後は連載を追えるのだから。北方の“楊令伝”といい、連載を追うなど、半村“妖星伝”以来の珍事。人に勧めようもないが、作家の魂がのぞけるような凄絶さあり。