2006 12/09 15:10
Category : 日記
15時間爆睡。これだけ眠っても吐き捨てたくなるような嫌悪感が消えなかった。シャワーも浴びず、新聞も読まず、ガウンを羽織っただけでくすぶる気分のままにコーヒーを淹れ、ゆっくり3杯胃に入れた。外は雨。外気温6℃。この冬いちばんの冷え込み。否定されたわけでも大きな修正があったわけでもない。盛大な拍手がなかったから苛立っているのかと、戒め半分に思い返してもみた。たぶん違うのだ。“慣れ”なのだと思う。手の内をわかりあっているはずと思い込んでいる分だけ、微妙な反応に過剰がつきまとう。あれがはじめてのクライアントだったら、おれはもっと噛んで含めるようにプレゼンしたはず。時間配分しながら、ニュアンスを伝えるために読みもしたはず。そうすることにもっとも適した書き方をしたのだから。そのために新宿までの電車でシミュレーションを繰り返していたのだ。その準備を、促されたにも関わらず放棄し、アバウトな概略に留めたのは、俺自身。だと、今になって気づかされる。紙一重の、もしかしたら文字通りの傲慢に、からめとられていた、そう思う。時間がなかったとはいえ、ストップかかるまで読んで見るべきだった。そのリアクションを見ておくべきだった。てめえの持ち味ですべき勝負を、どこかで放棄していたのは、俺自身。あれではただの時間つぶしにすぎない。添付で送って読んでもらえばいいだけのこと。反省しきりである。いい年をして、あいかわらずこのざまだ。15時間爆睡後の3杯の熱いコーヒーがなかったら、いまごろとんちんかんな自爆をしていたかも知れない。