ここではないどこかへ
   4カ月待たせてしまったプランを
   15日の朝、差し出してから
   ちょうど2週間が経過。

   自分自身では、
   納得も満足もいっていたものの
   評価はまた、別なのだと
   自信が音立てて剥落していくような思いで
   奈良の2週間を過ごした。

   どうなってるのか、と渡辺に聞いては
   いや、みっともないから放っておけ…
   を何度か繰り返した。

   ここ止まりかと
   見切ろうと考えたのが今朝未明。

   で、どんでんがあった。
   夕方4時。連絡あり。

   面白がってくれている、とのこと。

   独りよがりか、と
   ここまでか、と
   思いはじめていただけに
   先にいけよ、
   と肩たたかれたようで
   涙が、にじんだ。