レイヤー・ケーキ★★★★★
J・J・コノリー著/角川文庫
初めての作家だった。ロンドン在住とあるが、アメリカでは絶対に成立しないスタイリッシュさで、ストーリーそのものよりも、読むという愉しさにひたれるクライムノベル。2004年に映画化されていて、その脚本も本人が書いているらしい。監督は「スナッチ」「ロック、ストック&トウー・スモーキング・パレルズ」のプロデューサーだったマシュー・ヴォーンとあるので、これは必見か。Amazonで要チェック。自作執筆中とあるので待ち遠しい。ひさしぶりに興奮した。翻訳の佐藤耕士もとてもよかった。