2006 07/01 21:10
Category : 日記
PKのはじまる直前にカーンが顔を寄せ短く話した後、握手して離れた。その瞬間のレーマンの表情と彼の肩に手を添え立ち上がりながら上げたカーンの表情。PKのキッカーに負傷していた主将・バラックを起用したこと、ドラマの起伏が超圧縮されてあらわれていた。バラックが決めた瞬間のドイツのコーチの泣き笑いのような顔にすべてが象徴されていたとも言える。4年前。鬼のようなカーンが力尽きて崩れ落ちたあの瞬間がオーバーラップ。瞬間のドラマは同時に長い歴史を持つ大河ドラマでもあるのだとあらためて。ニッポンは、そりゃ勝てねえよな。ともあらためて。
引き続きイタリアも観た。なるほどカテナチオ“かんぬき”とはよく言ったものだ。鉄壁としか言いようのないディフェンスぶりに、守りは同時に攻撃でもあるのだと、ここでもあらためて。不発の大砲、前評判倒れと言われ続けていたトニが、後半続けて2点をとる姿を見ながら、カテナチオの根拠がこうした突破力そのものを大前提にしているという、ごくごく当たり前の事実を、あらためて実感させられもした。“ワールドカップ”と言うだけのことはあり。なるほど、“ワールド”であるとしかいいようのない、まったく異なるベクトルの作用する2つのゲームを堪能した。
引き続きイタリアも観た。なるほどカテナチオ“かんぬき”とはよく言ったものだ。鉄壁としか言いようのないディフェンスぶりに、守りは同時に攻撃でもあるのだと、ここでもあらためて。不発の大砲、前評判倒れと言われ続けていたトニが、後半続けて2点をとる姿を見ながら、カテナチオの根拠がこうした突破力そのものを大前提にしているという、ごくごく当たり前の事実を、あらためて実感させられもした。“ワールドカップ”と言うだけのことはあり。なるほど、“ワールド”であるとしかいいようのない、まったく異なるベクトルの作用する2つのゲームを堪能した。