春宵の価…
春嵐。20℃近いちかくの桜が狂い咲くような一日から一転して、今日はときどき小雪が舞っていた。はるはなのみの…とは言うが。3月13日。新宿。夜。ルミネ1。カンマなのかピリオドなのか。口中に留められたものは、誰にも知りようがないのだ。沸き立つ春が、いきなりひっぱたかれてうなだれる。そんな春宵となった。この宵は、ただし一金の価もつかず。