再び大須賀さんのこと
倉持さん、長岡さん
明日は三田のV-visionでベルバーンの仕上げですが
通夜の時間には間に合うように渡辺と向います。

会社勤めの経験のない僕にとって
大須賀さんは、電通テックの町田女史とならんで
「上司」のような存在でもあったな、と
今夜は、出会った頃からのあれこれを思いだしています。

三菱電機、トヨタ、日立、清水建設、キャノンと
100万程度の予算の仕事で右往左往していたぼくに
いきなり数千万規模の演出を任せてくれた蛮勇に
苦笑しながらも込み上げる思いがあります。
ほんとうに腹の底から愉しそうに笑う人だった…

ニューヨークで
ぼくの部屋にやってきて見回した後
プロデューサーの荒木君を呼びつけ
演出家の部屋はこれじゃだめだよ!
と怒り、ルームチェンジしてくれた時の
得意げな顔とか、さ。

二年前のキャノンプレゼンの時に
近くの神社で必勝祈願をしてきました、と伝えたときの
好々爺のような恵比須顔とか。
このときは結局負けたけどね。
四川飯店で約束通り飯をおごってくれた。
ましこちゃん、と言ってくれるただ一人の業界人。
ハゲの大須賀社長(いまは会長か)。

心から冥福を祈りたい。