後朝
の歌。というわけでもないが、ま、そんなところか。30枚ほど渡辺が焼いたDVD、昨夜奄美などとメインスタッフに発送。他のメンバーには彼が手渡しに回っている。仕上げからちょうど一ヶ月が過ぎてしまった。昨日、今日と完全オフにした。マッサージにかかるがまだ熟睡は遠い。どこか温泉にでもと考えたが、2日くらいしかひねりだせそうもない。しかたなく、金庸先生のDVDなどを繰り返し見ている。しかし、あらためて見ていると「英雄伝」はスタイリッシュにできていて驚かされる。さらに徹底して対幻想がテーマとなっていることにも。男と女、夫婦、兄弟、姉弟、友人、師弟、恋人…およそ想定できる人と人の一対一の幻想がすべて盛り込まれ、かつ40話を通して描ききる、というエネルギーぶりは、かなわねえなあ、としみじみ。4年前は金庸の小説をバネにしていたが、この夏は映像。気配があって、長い時間があり、落雷に打たれ覚醒。急傾斜。と、流は同一。というより、これがおれのツボの定石なのか。DNAなのか。シチュエーションにはまりやすい性格は、たぶんもう直らないだろう。