去年7月30日にもこんなことを書いていた。根は深い。
修復できることはなんとか修復しようと努めたけど
もうほんとうに疲れた。

こんなことを書くと笑う人もいるだろうけど
見限った最大の理由は「愛の欠如」です。
別な言い方をすれば「志の薄さ」。
そのことへの徹底した無自覚さ。それに尽きる。

ぼくたちが選べないのは血族と国家だけだと永いこと想ってきました。
誰から生まれ誰に育てられたのかというDNAがらみの「血族」はともかく
いまはもう「国家」は捨てることも選ぶこともできるよね。
ましてや「仕事」なぞ、継続しなければならない義務も理由も一切ない。

ではなぜ続けているのか?
どうして続けられているのか?

そんなことあらためて聞くんじゃねーよ、
という苦笑いが聞こえる気もするけどね。

おれには、そこが拠り所。
それだけが恥ずかしくても言わなければならないひと言です。
それは
「ここではないどこかに行きたい」ということです。
今日のぼくは、ここまでしか行けなくても
明日は少しでも今日とは違う自分と自分を取り巻く世界が開けている…
そう考えないと怖くて眠れなくなる。
33歳のときに妻に寄食していたのをやめて仕事をはじめてから
ずっとそのことだけを理由にやってきました。

オンゲームになったらホイッスルが聞こえるまで
走ることを止めたくないのに
このままだとゲームにならないんだよ。
自分とのことだけでなく
あっちもこっちも堤防が決壊しはじめて
二本の手ではそれを食い止められなくなってきた。
そのことに、厭きたよ。


SHは
実はだいぶ前から作品的には安定傾向にあり
ほんとうのところ不要なのは、僕自身のような気もしますので
……いなくなるのは僕自身かも知れないけどね。


気が向いたら
宇崎竜童の「夜霧のブルース」を聞いてください。
おれはこういう世界じゃないとダメなのよ。