くだらねえ
そう呟きながらタクシーに乗り蒲田に着くまでいや部屋に戻ってもそう吐き続けた。無意味な砂あそびのようなゴミのような時間だけが残った。これは負のエネルギーが大きすぎる。ブラックホール状態となっていることにあらためて気づかされる。悲鳴を上げる寸前の山岡と福谷の顔を見ながらコトバが出なかった。おつかれ、とおざなりに言う以外に何がある。無意味さに疲弊しきったのは、このおれ自信じゃねえのか。くそったれ。1時間半だけ眠りを試すが、これだけ空転してたらたぶん眠れねえだろうなあ。