2004 12/04 18:57
Category : 日記
スコット・トゥロー著/講談社文庫/上下巻
トゥローの法定ものシリーズ中、ピカイチ。
800ページ近いストーリーを一気に読まされた。
四人の主要な登場人物が織りなすドラマは
メインストリームの法廷闘争を離れても
十分に読みごたえあり。
ここまで深いと、謎解きより
そっちの興味が強くなる。
コクのあるいい小説だった。
原題はreversible errors。
法律用語で“破棄事由となる誤り”
訳者の意訳では“取り返しのつく間違い”。
ま、たしかにこのタイトルでは
ストーリーのかなり早い段階で行き先が見えてしまう
ということはあるだろうが、
だからといって読み手の興が削がれるというほどではない。
いずれにしても“死刑判決”はないのではないか。
トゥローの法定ものシリーズ中、ピカイチ。
800ページ近いストーリーを一気に読まされた。
四人の主要な登場人物が織りなすドラマは
メインストリームの法廷闘争を離れても
十分に読みごたえあり。
ここまで深いと、謎解きより
そっちの興味が強くなる。
コクのあるいい小説だった。
原題はreversible errors。
法律用語で“破棄事由となる誤り”
訳者の意訳では“取り返しのつく間違い”。
ま、たしかにこのタイトルでは
ストーリーのかなり早い段階で行き先が見えてしまう
ということはあるだろうが、
だからといって読み手の興が削がれるというほどではない。
いずれにしても“死刑判決”はないのではないか。