約束の地★★★★
at 2004 11/25 16:50
志水辰夫著/双葉社刊

志水らしいといえばらしいのだ。
どこがといえば、ピントが少しズレているところ。
デビューから一貫して変わらないのは偉いとも言えるが…
帯に「長編叙情小説」とあったのには笑った。
2段組440ページの大冊ながら、
どこまでいっても書き足りなさが消えない。
長すぎるのに不足している。
志水のズレはそこに尽きる。