この夏の思いでなど
「踏破秘湯」
at 2004 08/04 02:05

八幡平・藤七温泉
玉川温泉(新玉川)
鶴の湯
後生掛温泉
松川温泉

以上5つの秘湯を踏破。
湯疲れのするロケハンであった。




「ウグイスとカルバンクライン」
2004 08/04 02:14 編集

そういえば麓でも山頂でも
いたるところでウグイスが鳴き狂っていた。
真夏のウグイスというのがなんともおかしく
おれは素っ裸になって毒の玉川に体を浮かべたが
やはり腑に落ちなかった。
戻ってくるつもりで大岩にパンツを干してきたが
面倒くさいのでそのまま次のロケハン先に移動した。
次にロケに行くのが一週間後。
おれのカルバンクラインは残っているだろうか。
毒の川のウグイスについばまれてはいないか。

急に「十九の春」を聴きたくなった。




「“ぼくたちの夏やすみ”ロケ」
at 2004 08/08 18:11

明日から湯治である。

八幡平松川温泉をベースに13日まで
「夏休み」シーンのロケ。
スタッフと出演者30人が明日早朝から
陸と空から八幡平温泉郷を目指す。

アブの攻撃を交わしながら
さらに暑くなったと連絡の入った温泉郷で
泣きたくなるような夏を撮るつもり。



「夏休みロケ用現場音楽リスト」
at 2004 08/09 03:24

A.気分転換用
アキラのズンドコ節/小林旭 with 東京スカパラダイスオーケストラ
ダイナマイトが150トン/小林旭 with 東京スカパラダイスオーケストラ
夏休み/吉田拓郎
旅の宿/吉田拓郎
コーヒー・ルンバ/井上陽水
十九の春/嘉手苅林昌


B.気分盛り上げ用
月/桑田佳祐
月の沙漠/井上陽水
カノン/Ensemble Planeta
Summertime/Cleo Laine
Summertime/Janis Joplin
Summertime/Sam Cooke
Summertime/Patricia Kass
Stranger In Paradise/Sarah Brightman
What A Wonderful World/Sarah Brightman
It's A Beautiful Day/Sarah Brightman
Somewhere Over The Rainbow+What A Wonderful World/Israel Kamakawiwo'ole


カメラワークの基本リズムは、
Ensemble Planetaの「カノン」あるいは
Israel Kamakawiwo'oleの「Somewhere Over The Rainbow」と
「What A Wonderful World」のremixあるいは
Sam Cookeの「Summertime」のいずれかになります。




「夏休みロケ、乗り切った。」
at 2004 08/13 23:00

出演者たち帰京組を盛岡まで送るバスが迎えに来るまでの2時間。湖畔の空気は急速
に冷えていった。日暮れまでの雲が切れ、満天の星が湖面をほの白く染め、体の芯が
キーンと凍えた。足踏みしながらロケバスを待った。
盛岡のホテル近くの焼き肉屋で一足先にたどり着いた撮影部、照明部と遅い晩飯。納
得のいくロケができたせいか、真っ黒に山焼けし、あちこちブヨだのアブだのに刺さ
れた連中の笑顔に囲まれ、ひさしぶりに愉快な飯を食べた。
ホッとしたせいか明け方に吐き気に襲われ、そのままダウン。先発するクルマ組を見
送れないまま昼近くまでダウンした。
昼過ぎのはやてこまちで帰京。東京は39日目の真夏日と駅売りの夕刊紙の見出しに。
にもかかわらず、山を越えたせいか、東京の光景は秋のように見えた。おれの中では、
秋。ことしの夏が過ぎたな、と思った。
小岩井で撮影部、録音部と合流しロケハンした後、松川温泉で他のスタッフと合流。
総勢28人。翌日から、秋田の抱き返り渓谷、岩手の小岩井農場、八幡平松川の名も無
い池、秋田田沢湖畔の潟(みずうみ)分校、岩手雫石のひまわり畑、岩手早坂高原の湖
と、秋田と岩手を行き来しながらロケ。
予定したシーンを1つ削り、新たに2シーンを追加。いずれも予想以上の映像を撮るこ
とができた。宿泊先の宿では連夜、ペルセウス座流星群の流れ星ショーを愉しんでい
たが、おれは一つも発見できず、首が痛くなっただけだった。
吐き気は治まったが、気分はあまりすぐれない。
成功することだけを念頭に置く、というはじめての体験をしたが、その反動なのだろ
う。