《午前三時のルースター》★★
垣根涼介著/文春文庫

処女作。さすがにこれは初書ではあった。
ルースターとは一番鶏のことを言うらしい。

  「この国で、一番鶏の鳴き声を聞かなくなってから、久しい」

エピローグ、最後のセンテンス。
だからどうなんだ?というのが読後感。
着想を物語に消化させるのに
費やされた紙数はあまりにも足りなすぎた。