2004 02/11 03:26
Category : 日記
風呂から上がってぼんやりとザッピングしていたら
BS2で、なんともなつかしい旋律が流れていた。
なんとコスタカブラスの《Z》じゃねーか。
その昔。
飯田橋の佳作座で神楽坂の下駄屋の娘の手を握りながら観た、あのZ。
後半からぐいぐい引き込まれ、
結末で、軍事政権がクーデータ後に禁じたモノが次々と流れ、
最後に黒バックにブルーでZと大書され、
「古代ギリシャ文字のZが意味するのは、彼は生きている…」
とスクリーンに表示された瞬間には
隣の下駄屋の娘のことをすっかり忘れていた。
ミキス・テオドラキスの音楽がしびれるような味わいで
今でもときおりよみがえることがある。
暗殺された政治家がイブ・モンタン、彼の妻がイレーネ・パパス、
渋い予審判事がジャン・ルイ・トランティニャン…
それにしても、なんつー組み合わせだろうか。
その後の《告白》も《戒厳令の夜》もつまらぬ政治映画だったが、
《Z》は、ほんとうに良かった。
後半を眺めながら、歳月を振り返る。
やがて《Z》のテーマ音楽はスバルの3作目
《名を、サグレス》に使い、
下駄屋の娘の面影は、FMのミニドラマ企画
《神楽坂ラプソディ》の粋な屋台の娘に残った。
…そんなもんだ。
BS2で、なんともなつかしい旋律が流れていた。
なんとコスタカブラスの《Z》じゃねーか。
その昔。
飯田橋の佳作座で神楽坂の下駄屋の娘の手を握りながら観た、あのZ。
後半からぐいぐい引き込まれ、
結末で、軍事政権がクーデータ後に禁じたモノが次々と流れ、
最後に黒バックにブルーでZと大書され、
「古代ギリシャ文字のZが意味するのは、彼は生きている…」
とスクリーンに表示された瞬間には
隣の下駄屋の娘のことをすっかり忘れていた。
ミキス・テオドラキスの音楽がしびれるような味わいで
今でもときおりよみがえることがある。
暗殺された政治家がイブ・モンタン、彼の妻がイレーネ・パパス、
渋い予審判事がジャン・ルイ・トランティニャン…
それにしても、なんつー組み合わせだろうか。
その後の《告白》も《戒厳令の夜》もつまらぬ政治映画だったが、
《Z》は、ほんとうに良かった。
後半を眺めながら、歳月を振り返る。
やがて《Z》のテーマ音楽はスバルの3作目
《名を、サグレス》に使い、
下駄屋の娘の面影は、FMのミニドラマ企画
《神楽坂ラプソディ》の粋な屋台の娘に残った。
…そんなもんだ。