2003 12/17 01:31
Category : 日記
桐野夏生著/文芸春秋社刊
じつにすぐれた小説でひといきで読まされた。
しかし、おれはこの本を他人にすすめたくない。
タイトルどおりグロテスクにすぎるのだ。
桐野の中にぽっかりと開いた暗渠をのぞきこんでいるようで
終始おぞましさが消えなかった。
桐野の小説には、よくこんな思いをさせられる。
いやな小説だが、おもしろい物語世界はパーフェクト。
じつにすぐれた小説でひといきで読まされた。
しかし、おれはこの本を他人にすすめたくない。
タイトルどおりグロテスクにすぎるのだ。
桐野の中にぽっかりと開いた暗渠をのぞきこんでいるようで
終始おぞましさが消えなかった。
桐野の小説には、よくこんな思いをさせられる。
いやな小説だが、おもしろい物語世界はパーフェクト。