reditは偉い!
有栖川公園までの道は12月半ばというより秋の気配。きれいな秋空の下、色づいた木々と歩道を舞う落ち葉。10時少し過ぎてreditに。
夢工場の編集にとりかかる。
大月で撮ったどの映像と比べても倉持さんには華がある。
linearでは4人のキャメラマンと組んだが、倉持さんのもつ艶のようなものは皆無だ。
対象がそうさせるのか、取り組み方なのか、才能なのか。
きっとそのすべてなのだろう。
組んだ一人は、いまいちばん売れっ子だそうである。
キャメラクルーや制作たちはそう言っていた。
でも、ここには歴然とした差異がある。
あっちでのおれは手足をもがれているような気分にさせられる、最大の因がここにあるのだ。
ま、今日明日の二日間、ひさしぶりに気の晴れる映像で遊べる。
それでいいじゃねえか。

reditは光ファイバーで外部と接続され、スタジオ内は1ギガのイーサーネットで結ばれている。

パワーブックを1ギガで100MBの光ファイバーにつなぐと
このマシーンが秘めた力をしみじみと実感できる。

知っている限りで
このreditは東京でももっとも進んだ環境をもつスタジオとなっている。
口を酸っぱくして進言しても名高いスタジオは対応が遅く、どこに行ってもエアエッジどまりである。
とても仕事にならない。

これからは小回りが利いてつまらぬ稟議などせずに
対応できるスタジオ以外使わなくなるだろう。
スタジオ選択の基準はただ2つ。
快適な環境と外部との接続。
機材的な差異は、すでにほとんど無いのだから。