湯の花温泉の末廣に行きたい
いくつかのデフォルメを重ね
ダイナミック感を強めた。
今日までに出来ることの、ほぼすべてを試みることができたのだ、と思う。
くたくたになって外へ出ると、十六夜。立待月がこうこうと輝いていた。
渡辺は吉祥寺の曼荼羅の福島さんのライブにまわったのでタクシーに。
今年いちばんの冷え込みにもかかわらず
カラダの芯に熱。
火照りが消えず、後部座席でひとり悶々とした。

まだどこかにエネルギーが残っている
使い果たしてしまいたい
消尽してしまいたい余韻が残った。

ため息つきつつ身をくねらせていたから
運転手はきっと奇異に思ったはず。

たどりつき
今日はじめてのまともな飯を食い
風呂につかる。

三時間かけて気分をほぐしてから
仕上げた試写用のビデオをウェブにアップ。
ついでに積水ハウスの実験ムービーの短縮版もアップ。

それぞれのアドレスを送る。

明日はさらに冷え込む、と予報。

どこか温泉にでも行きたい。
舘岩村の湯の花温泉の末廣の木の香の漂う風呂に
ゆっくりとつかって三年くらい暮らしたい。