2003 09/24 16:45
Category : 日記
◆JR東海 リニア 時速580キロ挑戦 世界最速更新へ
読売新聞中部版(2003年9月23日掲載)
◆立体映像、万博で披露
JR東海は二十二日、山梨県のリニア実験線で走行中の超電導リニア車両で、過去に有人走行で記録した時速五百五十二キロを上回る五百八十キロ走行に挑むことを明らかにした。リニア実用化に向けて、走行の安定性を高める狙い。年内にも世界最速を更新する見込みで、車両本体や最高速度を出した時の立体映像を、「愛・地球博」(愛知万博)のパビリオン「JR東海リニア館」で披露する。
記録更新を目指すのは、「限界に近い五百八十キロで走行することで、リニアの将来の営業運転(目標時速五百キロ)への信頼性を高める」(葛西敬之JR東海社長)ためだ。
国の実用技術評価委員会からはすでに、「リニア実用化に向けた技術上のめどはたった」との評価を得ているが、時速五百八十キロという一段の高速化でカーブや急傾斜での走行試験を繰り返すことにより、「さらにリニアの信頼性と耐久性を高めたい」(リニア開発本部)という。
時速五百八十キロで走るリニアの立体映像は、リニア館に設けられる高さ十メートル、幅十八メートルの大画面に写し出し、万博会場に訪れた世界の人にリニア技術を知ってもらう好機とする。
山梨リニア実験線(総延長十八・四キロ)の走行試験は一九九七年に始まり、九九年四月の五百五十二キロは、鉄道の世界最速記録として、イギリスの「ギネスブック」に認定されている。五百八十キロが出れば、改めて申請し直す。
六年間の通算走行距離は三十一万キロ、試乗者数も五万七千人を超えている。
読売新聞中部版(2003年9月23日掲載)
◆立体映像、万博で披露
JR東海は二十二日、山梨県のリニア実験線で走行中の超電導リニア車両で、過去に有人走行で記録した時速五百五十二キロを上回る五百八十キロ走行に挑むことを明らかにした。リニア実用化に向けて、走行の安定性を高める狙い。年内にも世界最速を更新する見込みで、車両本体や最高速度を出した時の立体映像を、「愛・地球博」(愛知万博)のパビリオン「JR東海リニア館」で披露する。
記録更新を目指すのは、「限界に近い五百八十キロで走行することで、リニアの将来の営業運転(目標時速五百キロ)への信頼性を高める」(葛西敬之JR東海社長)ためだ。
国の実用技術評価委員会からはすでに、「リニア実用化に向けた技術上のめどはたった」との評価を得ているが、時速五百八十キロという一段の高速化でカーブや急傾斜での走行試験を繰り返すことにより、「さらにリニアの信頼性と耐久性を高めたい」(リニア開発本部)という。
時速五百八十キロで走るリニアの立体映像は、リニア館に設けられる高さ十メートル、幅十八メートルの大画面に写し出し、万博会場に訪れた世界の人にリニア技術を知ってもらう好機とする。
山梨リニア実験線(総延長十八・四キロ)の走行試験は一九九七年に始まり、九九年四月の五百五十二キロは、鉄道の世界最速記録として、イギリスの「ギネスブック」に認定されている。五百八十キロが出れば、改めて申請し直す。
六年間の通算走行距離は三十一万キロ、試乗者数も五万七千人を超えている。