生物の大半は回転運動ではなくリニア?
終わってから近くのコーヒー店で古沢さん、松谷さん、宮川さんとプレショーBコースについて意見交換。

混乱ではなく、前進と考えることにする。
メインショーの年内の攻め方の基本が固まった。これは、ほっとした。

その後で、横浜へ。
ふらふらだったのでさっと一回りして帰る。

昼兼晩飯を食べ、気がついたら食卓に突っ伏して眠っていた。

古沢さんから、夕方話したことのメモが届いていた。電通、はやいな。

さっそくこちらからもメモを一件送る。

東工大の吉田教授の
「機械と生物では、運動のしかたがまるで違う。機械は、回転運動を使う。電気で動くモーターは、その仕組みからして、どうしても回転である。自動車は、エンジンの往復運動をわざわざクランクを使って回転運動に変えている。ロボットの歩くという動作は、電気モーターの回転を、機械にとって不得意な往復運動に変えなければならない。それで、ぎこちない。逆に、生物は、筋肉運動などのようにスムーズな往復運動が得意である。細胞中で回転運動をするものはほとんどない。唯一の例外は、細菌のべん毛をスクリューのように回すモーターだけであった」

というATP合成酵素についてのフックの文章を、強引にリニア絡みということにして。

「最近、東工大の一年生に、なぜ、車輪を持った生物がいないのか、考えを聞いた。もっとも多かったのは、地球の地面は平坦ではないからガタガタして走れない(ではスクリューで泳ぐ魚は?)、次に多かったのは、回転だと身体がパーツに分かれている必要がある、パーツの間を血管や神経がつながっているなら回転にともなってぶちぶち切れてしまう、パーツがどこかにいってしまうかもしれない、ベアリング機構が生物には無理だった、車軸に局部的に力がかかりすぎる、などの意見である。その他にいわく、段差があったら登れない、木に登れない、横からの力で倒れやすい、足は折り畳めるが車輪だと無理で体積をくう、ブレーキがかけにくい、すみやかな方向転換ができない、坂道で立ち止まるのがやっかいだ、等など。意外な答えは、身体全体を回転させて移動する生き物ならいるのではないか。うーん、いるかもしれないな。でも目が回るだろうな、そいつは」という話はオマケ。


今夜は、ここまで。
頭がふわふわしているのでローレライの残りでも読みながらシフトダウンする。


明日だ明日。