♪踊るブルースのせつなさよ
ささくれだった気分がおさまらねえので
淡谷のり子の「別れのブルース」を聴く。
ついでにパンプキンの所に行って歌詞をバクる。
あらためて字面を眺めてみれば
だからどうしたというような歌詞なのに
歌い手達はなぜあんなに情感をこめられたのか?
時代、というしかない。
そういう歌が、いくつかある。


♪窓を開ければ
港が見える
メリケン波止場の灯が見える
夜風・潮風、濃い風乗せて
今日の出船は何処へ行く
 
むせぶ心よ
儚い恋よ
踊るブルースの切なさよ



腕に錨の
入れ墨ほって
ヤクザに強いマドロスの
お国言葉は違っていても
恋には弱いすすり泣き

二度と逢えない
心と、こころ
踊るブルースの切なさよ