何が粋かよ
何が粋かよ気がつくときはみんな手遅れ吹きざらし

と書いたのは誰だったか。


もう灯は、見えない。
しょせんは仕事。
たかがではあっても、されど、などどこにもない。

ないものを無理やりあることにしてきた己の不明である。

後始末をどこまでやればいいのか。
熱はもう、ない。

ほほ笑むことにも飽きた。
反撃に転じるパトスもいまはない。
疲れもない。焦慮もない。
問われれば、
御免、と返すのみである。


旗をおろし、巻くのみである。
よぉそろぉ とは愛惜の言葉でもあったのだ。


よぉそろぉ。