《暗やみの中で子供》★★★★★
舞城王太郎著/講談社刊

戸梶圭太はフェイクならではの娯楽だが
舞城王太郎は、ホンモノ。
アメリカ帰りの医師四郎の次は兄三郎が主役。
とどまることを知らぬ崩壊物語はさらに加速を極める。
文句無しの一級品ノワール。
しかしなぜ講談社は新書版で出すのか。
編集者が単なるバカなのか
会社全体が相変わらず変なのか。
いつもながら基準の見えない出版社ぶりである。