あるウエブページの記憶
ぼんやりした気分でウエブを眺めていたら
じつにきれいなページに行き当たる。
クールでスタイリッシュですげえもんだと
感心しながら見ているうちに
前によく見ていた作者のものらしいと気づく。
文字の大きさ、色使い、リズム、テンポ…
もろもろ考えてみるとたぶん当たっているのだと思った。

二年前くらいになるのか。
できれば仕事をしてみたいと思ったことを記憶している。

もしそうなら
二年足らずの間に、さらに深く濃い世界になっていた。

クールさとスタイリッシュの間をつなぐものはただひとつ
《志》だと思う。
志のないクール/スタイリッシュは無残だ。

久しぶりに見た、たぶん同じ作者であろう
そのページには、変わらず不可欠のそれが在った。

健気であることに出会えると
世の中は、急に明るく愉しく見えはじめる。

もうろうとしながら、なお昂ぶった精神がおさまらず、
あてもない時間をすごしたが、
これで今朝は気分良く発熱ダウンを貫徹できそうだ。

いざ、ベッドへ。