2002 08/05 23:53
Category : 日記
新潮文庫版短編集《守宮薄緑》を読んだ。
眠る前に一編だけと思って読み始めたが
けっきょく読み切ってしまう。
忘れられない女がいる。
その女は娼婦だった。
と書き出される「裂罅」が強く印象に残った。
ここには現代を生きる大宰がいる。
その思いがさらに濃くなった。
花村にすれば、
「俺は花村萬月だ」となるのだろうが。
切なくて凛々しい短編に、眠れなくなったよ。
眠る前に一編だけと思って読み始めたが
けっきょく読み切ってしまう。
忘れられない女がいる。
その女は娼婦だった。
と書き出される「裂罅」が強く印象に残った。
ここには現代を生きる大宰がいる。
その思いがさらに濃くなった。
花村にすれば、
「俺は花村萬月だ」となるのだろうが。
切なくて凛々しい短編に、眠れなくなったよ。