2002 08/04 17:38
Category : 日記
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狂ったような蝉たちの鳴声におくられて今年の夏が逝く。
昨三日。夜明け少し前から
蝉が狂ったように鳴き出した。
蝉時雨などという風流さは微塵もなし。
何万匹いるのか何十万匹の声なのか。
どこかおびえたような切迫さで
夜になるまで鳴き続けていた。
夕方になると、街のあちこちで
鳴き疲れて死んだ蝉の死骸を見つけた。
東京のどこにこれだけの蝉たちが、
いのちを育てるための土くれがあったのか。
夕方から、街は秋のような風が満ちていった。
東京はほとんどの地区でこの週末が夏祭り。
秋のように涼しい風の下で、
あちこちで祭りばやしや小さな花火でにぎわっていたが、
いつもの年に比べどこか儚い気配が濃かった。
夜になって、気温はさらに下がる。
夜更けには窓を開けていると寒いと感じるほどになっていた。
二日続いた激しい雷雨がことしの夏を吹き払ったノ
そんなふうにも思う。
そうしてみると二日の夕のバニラスカイと
その前後の冴えた月の光は
夏の終わりを告げていたノことになるのか。
summertime'02パート3のテーマは
だから、
《夏が、逝く。》
狂ったような蝉たちの鳴声におくられて今年の夏が逝く。
昨三日。夜明け少し前から
蝉が狂ったように鳴き出した。
蝉時雨などという風流さは微塵もなし。
何万匹いるのか何十万匹の声なのか。
どこかおびえたような切迫さで
夜になるまで鳴き続けていた。
夕方になると、街のあちこちで
鳴き疲れて死んだ蝉の死骸を見つけた。
東京のどこにこれだけの蝉たちが、
いのちを育てるための土くれがあったのか。
夕方から、街は秋のような風が満ちていった。
東京はほとんどの地区でこの週末が夏祭り。
秋のように涼しい風の下で、
あちこちで祭りばやしや小さな花火でにぎわっていたが、
いつもの年に比べどこか儚い気配が濃かった。
夜になって、気温はさらに下がる。
夜更けには窓を開けていると寒いと感じるほどになっていた。
二日続いた激しい雷雨がことしの夏を吹き払ったノ
そんなふうにも思う。
そうしてみると二日の夕のバニラスカイと
その前後の冴えた月の光は
夏の終わりを告げていたノことになるのか。
summertime'02パート3のテーマは
だから、
《夏が、逝く。》