命の別名、ほか。
渡辺に買ってきてもらった赤飯弁当を食べ
ソファに身を横たえた瞬間に、萎えた。

30分ぼんやりとし、復帰。

気が乗らないので中島みゆきヒットパレードで乗り切ることにする。

「命の別名」。
これじゃ去年のむじなの森じゃねえか、と思いながらボリュームアップ。
そして、ヒートアップ。


誰かの電話で、新宿が大変なことになっていると…
仕事どころじゃないよ、とも。


振り返れば俺の新宿は騒乱の街。
サーチライトに照らされてあの街の夜に向かって仁王立ちした秋山さんの小さな姿がふと浮かんだ。


落差の大きさにコトバが消えていく。


この国にサッカーの熱狂は似合わない。
あれは個人が存在している国のスポーツだもの。


あれにもこれにも蓋をして
目の前のゴミにさらばを告げたい。


中島は
「たかが愛に迷い そしてたかが愛に立ち止まらされても 捨ててしまえないたかが愛」
をリフレインするたびに表情を変えて歌いつぐ。背筋がぞくっとするような盛り上げ方に、いまさら驚いた。

「せつなさに疲れて息が止まっても」愛情物語

しかしなんつう歌詞を書くのだろうか。