緑の海に花水木。
午後2時過ぎまで熟睡。
汗をかいて目覚めた。
カゼぎみのせいか、夏日だったという日ざしのためか。
シャワーを浴びてバスローブのまま2時間。日が陰るまで涼む。

渡辺と映画街の喫茶店で待ち合わせ、
ことしはじめてのアイスコーヒーを飲みながら、今週の打合せ。
すべての環境をOSXに移行することにする。

未対応のアプリケーションについては気にしないことにした。つまり切り捨て。
はじめてマックを使ったのが94年の暮れ。
OSXを少し使ってみて、あの年の冬を思い出した。
すべてが新鮮で、眠れないほど興奮し続けた3ヶ月。
それまでラクだと喜びながら3年間使ってきたワープロ「文豪」が子供のおもちゃのように思えた。
あの冬から春にかけてを彷彿とさせる。
それにつけても「文豪」。
日本のメーカーというのは含羞が無い。
3年間使いながら、機種を問われて
答えるのが恥ずかしくて仕方なかった。

それはさておきOSX。
ひとことで言うなら、「可能性」。
なんだかわからないのに、自分に可能性が無限に広がっていくイメージ。

そういうことをしみじみ感じさせてくれる。
ちなみにIMはEGBRIDGE13。
書くことを弾ませてくれるインプットメソッドが、
やっと誕生した。そう思う。
EGWORDの過剰さはやや閉口させられるが、
ま、これはご愛嬌。

DOCの遊びに惑わされ、店頭で見かけても食指が動かなかったが、
使いだしてみて、一年をムダに過ごしたなと痛感。

あれもこれも小賢しい猿慈慧勝負のようなアプリが山になっていたおれのマックも、
あれもこれも捨てて、これで身軽になった。

録画してもらった教育テレビオンエアの「未来の教室」のアラン・ケイを未明に見た。
フラワーチルドレン。健在だった。

寝る前にパソコン雑誌を眺めていて
東芝のダイナブックの記事を読みながら
日本のメーカーの無神経さというのは
どこから来るのか、ふしぎだった。